私たちのサービスの特徴

(工夫点)


支援で大切にしていること

ヒアリングを通じて、事業者様から様々な内容を伺う過程で、経営や業務内容に加え、事業者様の思いなどをきちんと聞かせて頂きます。お話頂いきます内容に関して、私たちの理解度を深めるだけでなく、思いを受け止める努力を致します。一方、それらに加え、業務に関連するデータを分析し、客観的な視点から問題点を認識して頂けるように情報を提示しております(後述する、SCOREモデルも合わせてご参照ください)。


支援の流れ

具体的なご支援の流れの例として経営改善計画の作成プロセス(例)を示します。下図は、バランススコアモデルの階層をもとに、財務領域から顧客、業務、人・成長という内部領域に入り、内在する原因を改善し、改善計画に反映していく流れを示しています。私たちの支援では、基本的に下記にプロセスを追います。段階的に業務や人・組織などの内部に入り込んでいきます。


計数計画シミュレーションの流れ


伴走型支援の流れ

経営改善計画を作成し、実行段階に入った後、アクションを事業者様に的確に実行して頂けることが重要です。そのためには、事業者様から、改善計画に対する理解と納得が得られることがポイントになります。理解して頂き、納得感が得られる改善計画を作るためには、外部の支援者だけで改善計画を作るのではなく、事業者様と支援者が一緒になり、事業を振り返りながら、改善のプロセスを進めていくことが重要であると考えています。事業者様が内部に持っている力や強さを引き出していくため、コーチング手法を支援の過程で参考にしています。

下図は、コーチングの中で用いられています一つのモデルであるSCOREモデルです。これは、前進のための思考過程のモデルです。
このモデルをベースにしながら、過去・現在の状況を事業者様に第三者の立場で振り返って頂き、原因と現在持っている強さを探る過程を支援します。原因と強さを認識した上で、目指す改善目標を設定して、事業者が持っているリソース(強さ、知的資産)を活用しながら、改善に向けた具体的なアクションを検討します。改善後の将来のイメージ(望まれる状況)を想像していきます。

SCOREモデルをベースにしながら、経営改善計画をどのように作り上げていくか、その過程を以下に示します。


業務データの分析例

問題箇所の明確化を行うため、事業者様の業務内容と財務分析結果を元に、業務データを分析しています。下記は、過去のご支援で行った業務データ分析の例です。業務データ分析は、単に現状把握のために行うのではなく、改善アクションに結び付けていくため、事前の財務分析結果を参考に、目的を明確にして仮説を立てながら、限られた時間の中で行います。業務データ分析により得られた客観的な分析結果を基に、ブレーンストーミング等を活用し、その原因分析(なぜなぜ分析など)を行います。

業種 データ分析 目的
 中古車販売業 商品種別毎の売上、粗利益率  粗利益を稼ぎ出す商品種別の確認
  仕入元・販売先の売上高、粗利益率分析 利益を稼ぎ出す仕入と販売先の確認
電装部品修理業 サービス毎の粗利益分析 利益を稼ぎ出すサービスの確認
  顧客別の売上高・粗利益率分析 今後、注力する販売先の分析
  売上高の季節変動 季節に応じた資金繰り計画作成
家電Eコマース業 商品種別毎の売上、粗利益率分析 粗利益を稼ぎ出す商品種別の確認
  売上・利益の季節変動 損益悪化の要因・きっかけを抽出
弁当製造・販売 取引先別の売上・粗利益率 値引きの現状分布、価格アップシミュレーション
  配達ルート別の配達コスト 配達ルート、体制の見直し
  製造現場での動作時間、移動分析 製造現場でのムダな動作の改善、作業の効率化
プラスチック製造業 納品リードタイム分析 製造工程におけるムダの分析、スループット向上
  需要・在庫・生産数の関連分析 生産数の妥当性検証、生産計画の見直し
塗装業 作業区分毎の作業時間分析 業務プロセス毎の所要時間の分析、ムダの改善
  5S分析 作業現場の整理、整頓の状況と改善点抽出
金属部品加工業 作業時間分析 人・機械の稼働率の分析
スイミングクラブ 職員・パートの労務時間の内訳分析 直接費と間接費の内訳を把握、ムダの削減
  バス運行分析 対象年齢層の人口とのバスルートの対応確認
新聞販売店 販売費・読者開拓・売上の関係分析 シミュレーションにより利益確保の最適な組み合わせ条件を抽出、読者数などを計数計画に反映

以上が私たちがご支援させて頂くときの特徴です。